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共同通信
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【ロンドン共同】英国防省は11日、ロシア国防省が今年に入りウクライナでの戦闘要員として受刑者の活用を強化し、4月だけで最大1万人が入隊契約をしたとみられるとの分析を明らかにした。国民に不人気な強制的動員の導入を回避しながら、兵力を増強する取り組みの一環との見方を示した。
英国防省によると、昨年夏以降、受刑者はロシアの民間軍事会社「ワグネル」がウクライナでの作戦を拡大するために重要になっていた。だがワグネルとロシア国防省との確執が表面化した今年2月から、ワグネルは受刑者を取り込めなくなった可能性が高いという。