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共同通信
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新潟市で開催中の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は12日、2日目の討議を終えた。SNSを通じて信用不安が広がり、ネットバンキングで預金が急速に流出して経営破綻した米銀行の事例を踏まえ、金融システム強化に向けた議論が急務だとの意見が相次いだ。現状のシステムは強さを保っているとの認識も盛り込んだ共同声明を採択、13日に閉幕する。19日に始まる広島サミットにつなげる。
声明はまた再生可能エネルギー関連製品の供給網強化へ向け、グローバルサウスと呼ばれる新興・途上国を支援する枠組みの新設を盛り込む方向。経済安全保障の観点から、供給を中国に頼る現状を改め多様化する狙いがある。