タイ野党勢力が過半数視野

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共同通信
14日、タイの首都バンコクで進む開票作業(ロイター=共同)

 【バンコク共同】タイで14日、下院(定数500)総選挙が投開票された。地元メディアは、タクシン元首相派の最大野党「タイ貢献党」と王室改革などを訴える革新系「前進党」の2党の合計で過半数となる見通しだと報じた。クーデターで実権を握った親軍勢力による政権継続か、野党が政権を奪還し民主化が進展するのかが最大の焦点。首相選出は親軍勢力に有利とされ政権交代には厚い壁がある。

 地元メディアによると、前進党が150議席前後、貢献党が140議席前後を獲得する見通し。プラユット首相の「タイ団結国家建設党」など親軍勢力を大きくリードしている。