トルコ大統領選、決選投票の構え

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共同通信

 【イスタンブール共同】トルコ大統領選は15日に開票が進み、アナトリア通信によると、開票率約99%で現職エルドアン大統領が得票率約49.4%、野党統一候補クルチダルオール氏は約45%と接戦になった。いずれの候補の得票も過半数に達しない可能性があり、両候補は決選投票に臨む構えだ。

 小政党連合で極右のオアン氏は第3位、得票率約5%となる見込み。28日の決選投票となれば、その動向が勝敗を左右するため注目が集まっている。約20年にわたるエルドアン政権の是非が問われたが、経済危機や強権批判を受けて逆風にさらされた。

 オアン氏は、シリア難民や少数民族クルド人に厳しい姿勢を見せている。