ハンセン病施設の職員逮捕、岡山

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共同通信

 岡山県警は17日、同県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」で入所者に提供する予定だった高級牛肉を盗んだとして窃盗の疑いで、園の職員河畑広宣容疑者(59)=瀬戸内市邑久町=を逮捕した。容疑者は園の調理師長で「自分で食べるために盗んだ」と容疑を認めている。

 県警によると、以前から牛肉や刺し身といった食材の一部がなくなっていたことから、園が4月に被害届を提出。県警は、施設内に設置された防犯カメラの映像などから容疑者を特定した。

 逮捕容疑は、2月15日午後4時半ごろ、園で調理予定だった牛肉約600グラム(6500円相当)を盗んだ疑い。