Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は16日、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)前の日本メディアとのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻の余波と新型コロナウイルス流行によって多くの発展途上国の財政が打撃を受けたと指摘し、G7に救済策の検討を要請した。
途上国が窮状に陥り、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に向けた歩みが「後退している」と危機感を示した。G7には「特別な責任がある」として、途上国の債務軽減や資金の融通を可能にするよう求めた。
安保理がウクライナ侵攻や北朝鮮情勢で一致した対応を取れていない現状について「現在の世界情勢に適応させる必要がある」と述べた。