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共同通信
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自民党第4派閥の岸田派(宏池会、46人)は17日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥会長の岸田文雄首相は先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に関し、同派出身の大平正芳、宮沢喜一両元首相も日本開催のサミットで議長を務めたことに触れ「宏池会出身の首相として宿命を感じられずにいられない」と述べ、成功への決意を表明した。
ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ「自民で最も平和にこだわってきた宏池会の歴史と伝統を継ぐ者として、世界の平和と安定に貢献するために責任を果たす」と強調した。
同時に「人類全体の、平和の誓いの象徴である広島でG7を催すことは歴史的にも大きな重みを持つ」とも語った。
次期衆院選などを見据え、派内の結束を呼びかけた。大平、宮沢両元首相は日本開催のサミットで議長を務めた同じ年に衆院を解散し、それぞれ敗北した経緯がある。
自民党の麻生太郎副総裁や、茂木敏充幹事長ら党4役も出席。茂木氏は「総裁、幹事長派閥がしっかり連携し、岸田政権を支えていく」とあいさつした。