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共同通信
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韓国南西部の光州市で1980年、民主化を求めた市民らに軍が発砲するなどして160人以上が殺害された光州事件の発生から18日、43年を迎え、政府主催の追悼式典が同市の国立墓地で開かれる。
特別法に基づく調査委員会が16日、軍による発砲が20カ所以上で計50回超にわたり行われたとする中間報告を示すなど、真相究明の動きが続く。
当時、国軍保安司令官だった故全斗煥元大統領は退任後、内乱罪などに問われ無期懲役判決が確定(特赦で出所)したが、後に回顧録で事件を「暴動」と主張。責任を認めず2021年に死去。今年3月には全氏の孫が光州を訪れ遺族らに謝罪し注目を浴びた。