停車バス、発炎筒は不使用か

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共同通信
東北自動車道下り線で発生したバスとトラックの事故現場=16日午後11時9分、宮城県栗原市

 宮城県栗原市で16日夜に発生した東北自動車道の4人死傷事故で、エンジントラブルのため停車していたバスが、発炎筒や停止表示板を使用していなかったとみられることが18日、乗客への取材で分かった。

 この乗客の留学生の男性はバスが停車した後、車外のバス後部付近におり、大型トラックに追突されるまでを目撃。ハザードランプは点滅させていたが、発炎筒などは使っていなかったと証言した。

 県警によると、現場は制限速度100キロの緩やかなカーブ。近くに照明はなく、暗かった。県警はドライブレコーダーの映像などから事故の原因を調べている。