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共同通信
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【北京共同】中国の2023年1~3月期の自動車輸出が前年同期比58.1%増の107万台となり、日本の95万台を超えたことが19日、業界団体の統計で分かった。中国メディアは世界首位になったと伝えた。中国は最大の自動車市場として知られるが、生産でも質量ともに国際市場でも通用するほど向上したことを示した。
107万台のうち、電気自動車(EV)など新エネルギー車は38万8千台と、前年同期の2倍近くに急増。世界的な電動化の流れを背景に、輸出全体を底上げした。
メーカー別では、中国大手の上海汽車集団が23万1千台でトップ。中国に拠点を置く海外勢も含まれ、上海市に大規模な工場を持つ米EV大手テスラが9万2千台で3位に入った。中国EV大手の比亜迪(BYD)は前年同期比で10倍以上に急伸し、4万3千台で9位だった。
輸出先ではロシアが14万台と最多。新エネ車に限るとベルギー、オーストラリア、タイへの輸出が多かった。