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共同通信
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フランスのマクロン大統領は21日、核兵器を保有するフランスの現職大統領として初めて広島市の原爆資料館を19日に訪問したことについて「広島と長崎で日本が経験したことには絶対的に筆舌に尽くせず、評することのできない何かがある」と述べた。G7広島サミット会場のホテルで記者団に語った。
マクロン氏は資料館を視察し、被爆者の小倉桂子さんから話を聞いた体験は、核兵器がもたらした惨事や人間の悲劇をあらわにし「衝撃的」だったと強調。「(犠牲者への)敬意と責任感を抱かせる」と述べた。
一方で「核兵器は(戦争)抑止の道具で、決して脅しや圧力の道具ではないことを改めて認識させる」と語った。