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共同通信
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岸田文雄首相が21日、G7広島サミット議長国記者会見を終えた際、G7が発表した「核軍縮に関する広島ビジョン」を巡り、記者から追加質問に応じるよう求める声が上がった。首相は立ち去ろうとしたが記者から「逃げるんですか」と投げかけられ、会見を“再開”。首相はいらだったのか、時折右手を演台にたたきつけるなどして約4分間、ビジョンの意義を力説した。
核軍縮は広島サミットの最重要テーマの一つ。ただビジョンを巡っては被爆者や核兵器禁止条約に言及しておらず、核廃絶を求める被爆者らから失望の声が出ている。首相は、核兵器削減や透明性の追求を確認したとして「努力を続けていきたい」と説明した。