首相襲撃、男を鑑定留置へ

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共同通信

 岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山地裁が木村隆二容疑者(24)=火薬類取締法違反容疑で再逮捕=の刑事責任能力を調べるための鑑定留置を認める決定を出したことが22日、関係者への取材で分かった。和歌山地検の請求を認めた。関係者によると鑑定留置は近く始まる見通しで、期間は約3カ月間。

 捜査関係者によると、容疑者は逮捕後の調べに黙秘している。

 事件は4月15日午前11時25分ごろ、和歌山市の雑賀崎漁港で発生。首相の演説直前、約10メートル先から筒が投げ込まれ爆発した。首相は無事だったが警察官ら2人が軽傷を負った。容疑者は威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された。