ブラジル大統領、米国を批判

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共同通信

 G7広島サミットの拡大会合に参加したブラジルのルラ大統領は22日、広島市で記者会見し、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援する米国のバイデン大統領はロシアへの攻撃をけしかけていると批判した。平和の実現のためには「意味がない」と述べた。

 「和平は頭を冷やして交渉することで達成できる」とし、ブラジルがウクライナとロシアの停戦へ仲介役を担うことに意欲を示した。

 ルラ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領と広島市で会談する予定だったが、定刻になってもゼレンスキー氏が姿を見せず、実現しなかったと語った。(共同)