ロシア首相、中国指導部と会談

Published by
共同通信
ロシアのミシュスチン首相、中国の習近平国家主席(ともにタス=共同)

 【北京共同】ロシアのミシュスチン首相は24日、中国の習近平国家主席や李強首相ら指導部と北京で会談する。中ロに厳しい姿勢を示した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に対抗し、中ロは関係を強化。ウクライナ侵攻を巡る米欧の制裁で打撃を受けるロシアは、中国との経済協力を拡大したい考えだ。

 ミシュスチン氏は2020年の首相就任後、初の訪中。習氏が3月にロシアを訪問しプーチン大統領と発表した共同声明を踏まえ、エネルギーや農業、製造業、物流、デジタル経済を重点分野として協議する。

 欧州でロシアへのエネルギー依存脱却が進む一方、中国はロシアから石油などの輸入を拡大している。

ロシアのミシュスチン首相の訪中に合わせ、北京の天安門前に掲げられたロシア(左)と中国の国旗=23日(共同)