ロシア軍情報収集機2機が飛行

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共同通信

 防衛省統合幕僚監部は25日、ロシア軍のIL20情報収集機2機が同日午前から午後にかけ、北海道や東北周辺を飛行したと発表した。1機はオホーツク海から北方領土を通過し太平洋に入るルートを往復し、その後、日本海側に向かった。もう1機は日本海側を南下し、新潟県佐渡沖で針路を変え、ロシア方面に向かった。2機が飛行した時間帯は一部で重なっていたという。

 防衛省によると、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。

 ただ、北方領土上空の飛行については「日本が管轄権の一部を事実上行使できない状況にある」などとして、緊急発進を実施していない。