14日、クイーンズ区ウッドサイドの公立第12小学校で100人近くの生徒がノロウイルスに感染し、これを受けて周辺の小学校が閉鎖されていたことが分かった。
公立第12小学校では13日の朝、複数の生徒が腹痛を訴えており、その数はこの2日間で次第に増えていったという。生徒たちはノロウイルスに感染していることが分かったが、教師らがウイルスに感染したという報告はない。
市会議員のジミー・バン・ブラマー氏によると、同じ地域の72丁目にあるK5スクールは14日午後、保健局員が同席し生徒らを早退させたという。同校は校内一帯の清掃を行い、15日には授業を再開する予定であると発表した。
ノロウイルスは、米国において非常に流行しやすいウイルスの1つであり、米疾病予防管理センター(CDC)によると、毎年1900〜2100万人の感染者が出るという。症状としては、胃のむかつき、腹痛、吐き気などがあり、早退させた学校では生徒らに、これらの症状が少しでもあるときは、自宅で療養するように勧告している。ウイルスに感染したことによる致死率は低い。
バン・ブラマー氏は今週末、市民ホールに保護者たちを集めて、感染に関する状況の説明と対策セミナーを開く考えを示した。