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共同通信
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三重県鈴鹿市のアパートでブラジル国籍の工員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)が殺害された事件で、ロゼリさん名義のクレジットカードから約90万円が事件翌日の4日にキャッシング機能で引き出されていたことが27日、関係者への取材で分かった。
鈴鹿署捜査本部は、強盗殺人の疑いで逮捕した夫のプラテス・アルメイダ・デメルソン容疑者(48)らが関与した可能性もあるとみて、窃盗などの疑いで、現金が引き出されたATMの防犯カメラ映像を調べている。
捜査関係者によると、事件翌日、複数回にわたり計約90万円が引き出された。
デメルソン容疑者と長女(25)、長女の交際相手の男(23)は3日、ロゼリさんの首や肩を刃物で切り付けて殺害し、スマートフォンなどを奪ったとして、23日に逮捕された。ロゼリさんとデメルソン容疑者はロゼリさんの生活態度を巡りトラブルになり、昨年11月ごろから別居していた。