「石炭火力発電への理解」論点に

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共同通信

 東京都がエネルギー問題を議論するために設置した有識者会議が、石炭火力発電に対する理解拡大など、火力発電の利用推進を含め議論を進める方向であることが28日、分かった。29日の第1回会合に向け東京都が論点をまとめた文書を共同通信が入手した。気候変動問題への言及はほとんどなく、環境保護団体からの批判が予想される。

 有識者会議は「東京都エネルギー問題アドバイザリーボード」と称し、東京都が、電力需給をはじめとするエネルギー問題について「有識者の意見も参考にしながら検討を進める」として設置した。第1回会合を29日午後、冒頭を除き非公開で開く方針。