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共同通信
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1966年に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、裁判のやり直しが決まった袴田巌さん(87)の再審公判に向けた裁判所と検察、弁護団による第2回3者協議が29日、静岡地裁であり、検察側は公判での立証方針を明らかにしなかった。協議後、弁護側が明らかにした。
東京高裁は今年3月の決定で、確定判決が「犯行着衣」とした衣類5点の証拠を、捜査機関側が捏造した可能性が極めて高いと指摘。「到底袴田さんを犯人と認定できない」と結論付けた。東京高検が最高裁への特別抗告を断念したため、静岡地裁での再審開始が確定した。