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共同通信
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北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題を巡り、市が制定を目指す再発防止のための条例に「被害者に徹底して寄り添う」との理念を明示するよう求める意見書を遺族側弁護団が市教育委員会に提出したことが29日、遺族側関係者への取材で分かった。25日付。
意見書ではほかに被害者や遺族の知る権利を尊重することを求めたほか、いじめの認定は、被害者の感じる苦痛を基準とするいじめ防止対策推進法の定義を守るべきだと指摘した。
条例の骨子案によると、市や学校の責務を定めるほか、市長が学校などに是正勧告ができることなどを規定している。