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共同通信
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JR東海は30日、山梨県富士川町のリニア中央新幹線の高架橋が全線で初めて完成間近となるのに合わせ、報道陣に設備を公開した。今後、鉄道のレールに相当する「ガイドウェイ」や防音防災フードを設置する。
県内の地上区間は計約27キロで、このうち約76メートル、高さ約21メートルの高架部分が公開された。実際にリニアが走る場所は幅が約16メートルあり、ガイドウェイを設置するための鉄筋が打ち込まれていた。
山梨東工事事務所の中川隆広所長は報道陣に「地域と連携し、着実に工事を進めたい」と述べた。
リニアは最高時速約500キロで走行し、東京・品川―名古屋間を最短約40分で結ぶ。