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共同通信
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NHKがインターネット配信できる番組の範囲に関する実施基準で定められていない不適切な設備費用約9億円を、2023年度予算に盛り込んでいたことが明らかになり、NHKの最高意思決定機関に当たる経営委員会の森下俊三委員長が30日、同委員会終了後に取材に応じた。
問題となっているのは、同時配信サービス「NHKプラス」にBS番組を加えるための予算で、前田晃伸前会長時代の昨年12月に設備の調達を稟議で決めていた。内外に十分な説明を行わないまま手続きを進めていたという。
NHKは今後、弁護士などで構成する検討会を設置、意思決定のプロセスについて改革を進める方針。