ニューヨーク育英学園全日制部門(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)、育英サタデースクール3校(ニュージャージー校、マンハッタン校、ポートワシントン校)およびサンデースクールにおいて、毎年恒例の書き初め大会が盛大に実施された。
全日制部門では、11、12日の2日間にわたって実施され、毛筆硬筆ともに、学年別の課題に取り組んだ。初めての毛筆の体験となる1年生は「たけ」、5年生以上はそれぞれが自分の思いを字に込めて表現する自由課題となった。サタデースクール、ニュージャージー校とポートワシントン校では9日、マンハッタン校では16日に小学部から中等部まで実施され、サンデースクールでは2学期始業日である10日に行なわれた。
全日制部門、サタデー部門とも小学部1年生にとっては書き初めは初めての経験となった。やや緊張した面もちで先生の手本をしっかりと見ながら、一字一字丁寧に書き、最後にはそれぞれ立派な作品を書き上げていた。全日制の5、6年生は、条幅(作品用の大きな紙)に自分が選択した言葉を、行書や楷書などの字体で書き、それぞれが味のある作品に仕上げていた。指導者の百合素子教諭や担当の教員たちが軸装に仕上げ、子どもたちはできあがりに満足そうであった。
なお、全日制部門小学生の入選作品(毛筆部門)と全児童の硬筆部門の作品は、紀伊国屋ニュージャージー店で2月5日まで展示されている。