長野銃撃、一方的な憎悪感情も

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共同通信

 長野県中野市で男女4人が殺害された事件は、1日で発生から1週間。捜査関係者によると、警察官1人への殺人容疑で逮捕された農業青木政憲容疑者が「(死亡した女性2人に)『独りぼっちだ』と悪く言われたので刺した」などと供述。一方的に憎悪の感情を募らせた末に行動を起こした可能性が高いとみて、今後取り調べを本格化させる。

 事件は5月25日夕に発生した。青木容疑者は自宅付近でまず竹内靖子さんを襲撃、村上幸枝さんを追いかけ刃物で刺したとされる。110番を受けてパトカーで駆け付けた池内卓夫巡査部長と玉井良樹警部補に発砲。散弾銃より命中精度の高いハーフライフルを使用していたとみられる。