米下院、債務上限の停止採決へ

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共同通信

 【ワシントン共同】米議会下院は5月31日、連邦政府の債務上限の効力を一時的に停止する法案の審議に入った。採決に先立ち、審議手続き規則を与野党の賛成多数で可決。同日夜(日本時間6月1日午前)に予定する法案採決でも可決の公算が大きくなった。下院の通過後、上院でも可決してバイデン大統領が署名すれば成立する。

 6月5日にも政府の資金繰りが行き詰まるデフォルト(債務不履行)の回避に向けて対応を急ぐ。

 法案では、野党共和党が求めた国防費以外の歳出の抑制と引き換えに、2025年1月まで債務上限の効力を停止する。成立すれば、24年の次期大統領選後まで債務上限問題は解消する。