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共同通信
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オースティン米国防長官は1日、浜田靖一防衛相との会談後の記者会見で、シンガポールでの開催を打診した米中国防相会談を中国側が拒否したことについて「残念だ」と述べた。国防当局間で「定期的な対話」を実施するため、開かれたチャンネルを維持することが必要だとの認識を示した。
米国は、オースティン氏と中国の李尚福国務委員兼国防相との会談を5月上旬に打診したが、中国側は拒否した。中国は米国が2018年にロシアからの武器調達を巡り李氏を制裁対象にしたことを問題視している。
オースティン氏は会見で、大国が対話を続けることで、対立が激化して制御不能に陥ることを防げると強調した。(共同)