東海、大雨で1人死亡2人不明

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共同通信
大雨で浸水して、茶色い水が残る愛知県豊橋市内=3日午後1時10分(共同通信社ヘリから)

 大雨の影響で東海地方では3日までに、各地で土砂崩れや冠水が発生し、1人が死亡、2人が行方不明になった。少なくとも4人がけがを負い、家屋や道路にも被害が出た。

 愛知県豊橋市では2日夜、農地で水没した軽乗用車の中から同市の会社員朝倉泰嗣さん(61)が見つかり、死亡が確認された。車は天井付近まで水没していたという。同市ではほかに、突風にあおられ転倒した女性(93)が後頭部を打つなど2人が軽傷を負った。

 静岡県磐田市や地元消防によると、市内に住む男性(74)の行方が2日から分からなくなっている。自宅が川の近くにあり、大雨で流された可能性も視野に捜している。

 浜松市北区では3日朝、土砂崩れが起きて民家が巻き込まれたと119番があった。住民とみられる30代の男性1人と連絡が取れておらず、消防や警察が付近を捜索している。浜松市西区でも3日朝、土砂崩れがあり、住民男性(39)が崩れた住宅に両足をはさまれ、軽いけがをした。