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共同通信
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【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補は北京で5日、対立する米中関係の現状打開を目指して中国の馬朝旭外務次官と会談した。米国務省は意思疎通を巡り率直で生産的な議論をしたと発表。バイデン政権は「進展を感じている」(国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官)と評価した。
中国偵察気球を米軍が2月に撃墜し、両国関係は悪化。ブリンケン国務長官は予定していた訪中を延期した。米側は会談で、ブリンケン氏の訪中実現に向けた調整も図ったとみられる。
クリテンブリンク氏は、中国による台湾への軍事圧力に対する懸念を馬氏に伝え、威圧的な行動や人権侵害を容認しない姿勢を示した。