メトロノースで高校生自殺 車内アナウンスで不適切発言流れる

 ブロンクス区ウエストブロンクスで2日、メトロノース鉄道(MNR)の電車にはねられ高校生が死亡する事故が起きた。
 同日午後3時半ごろ、フォーダム大学付属高校に通う2年生の男子生徒が、ボタニカルガーデン駅を通過中の電車に飛び込んだという。自殺とみられ、男子生徒の名前は明らかにされていない。
 この事故により、MNRのハーレムとニューヘイブン線は大幅に遅れが生じた。
 また、マンハッタン区のグランドセントラル駅で停車していたMNRの電車では、「誰かが死んだ。苦しみながら死んでいればいい」という不適切な発言が車内アナウンスで流れ、問題となっている。この発言は、事故の情報を耳にした車掌によるものとみられ、瞬く間にツイッターなどのソーシャルメディアで拡散された。
 MNRの広報担当は、「そのような発言や感情はMNRの職員としてふさわしくない」と述べており、問題の発言について調査が進められている。

Emmanuel Nicolas