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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は6日、ウクライナ南部の巨大ダム決壊に関する緊急公開会合を開いた。中国の張軍国連大使はダム決壊の責任追及は避け「大きな影響力を持つ国々は火に油を注いで緊張を高めるべきではない」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻を非難する欧米の言動をけん制した。
中国はロシア寄りの姿勢を崩しておらず、張氏は「いかなる当事者も自身の戦略的利益のために危機を拡大すべきでない」と指摘。欧米によるウクライナへの軍事支援が念頭にあるとみられる。
ダム決壊と洪水の被害に「深い懸念」を表明。ロシアとウクライナの双方に国際人道法を順守するよう呼びかけた。