グラウンドホッグが春の到来を占う「グラウンドホッグ・デー」が2日朝に行われ、ことしは春の訪れが早まるという結果が出た。
毎年スタテン島動物園で行われるこのイベントに、ことしはニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が欠席したため、代わりにニューヨーク州のキャシー・ホチュル州副知事が出席した。この日グラウンドホッグのチャックは、“影を見ずにそのまま外へ出ていった”ため「ことしは春が早く訪れる」との予想だ。
2014年にはチャックがデ・ブラシオ市長の腕から落下するという事故に見舞われたが、ことしは市長がイベントを欠席するとあって、同島のエド・バーク副区長は「今回はチャックの安全を祈る必要もなさそうだ」と述べ、市長自身も「もしグラウンドホッグたちの意見を聞くことができれば、私の参加を反対するだろう」というコメントを出していた。
イベントが円滑に進むよう、チャックはエレベーターで運ばれるなど、細心の注意が払われた。チャックの予想は良く当たることで知られており、1992年以降のグラウンドホッグ・デーの記録によると、チャックの予想は66.7%の命中率を誇っている。
チャックはことしも無事に役割を果たした。