中国スパイ施設報道を否定

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共同通信
米NSCのカービー戦略広報調整官(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は8日、中国が米国の情報を集めるためキューバにスパイ施設を置く計画を進めているとの報道について「不正確だ」と否定した。MSNBCテレビで語った。ライダー国防総省報道官も記者会見で「中国とキューバがスパイ施設を造ろうとしているとは認識していない」と述べた。

 ウォールストリート・ジャーナル紙電子版が複数の米政府当局者の話として、中国がキューバに通信傍受施設を建設することで両政府が原則合意したと伝えた。カービー氏は、不正確とする詳しい内容については言及を避けたが、「脅威を抑える措置は取り続ける」とした。