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共同通信
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国立保健医療科学院が発注した事業の2019年の入札を巡る官製談合防止法違反事件で、落札した東京都品川区の情報システム会社が、この入札前後の複数年に発注された同じ事業を落札していたことが9日、警視庁などへの取材で分かった。
事業は臨床研究データのポータルサイトの運用保守業務で、契約は1年単位。18年度は競合他社が受注しており、捜査2課は、同法違反(入札妨害)容疑で逮捕した元政策技術評価研究部長の佐藤元容疑者(62)が情報システム会社が再び落札できるように便宜を図った疑いがあるとみている。
佐藤容疑者は11年4月~21年3月に部長に在職。この会社の代表と知人だったという。