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共同通信
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【ワシントン共同】米ニュースサイトのポリティコは8日、ブリンケン国務長官が早ければ来週にも訪中する方向で調整していると報じた。複数の関係者の話としている。中国政府高官と協議するほか、習近平国家主席と会談する可能性もある。台湾問題や中国の偵察気球が米本土に飛来した問題などで米中間の緊張が高まる中、偶発的な衝突を回避するため、意思疎通の活性化を図る。
ブリンケン氏は中国側との会談で、中国の威圧的な経済慣行や台湾への軍事圧力、国内の人権状況に関し、懸念を伝達する構え。気候変動や食料安全保障など利害が重なる分野では連携を模索するとみられる。