慰霊碑に「大きな節目」

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共同通信

 2016年1月に長野県軽井沢町で大学生ら15人が死亡するなどしたスキーバス転落事故で次男を亡くした、遺族会代表の田原義則さん(57)=大阪府吹田市=が9日、長野地裁が8日に運行会社社長らに実刑判決を言い渡したことを受け、妻と現場近くの慰霊碑を訪れた。献花後、報道陣の取材に「ひとつ大きな節目を超えたのかな、と語りかけた」と話した。

 田原さんは事故で次男寛さん=当時(19)、首都大学東京(現・東京都立大)2年=を亡くした。「事故が二度と起こらないために、まだやるべきことがある」と遺族会の活動を続ける意義を強調した。