容疑者側に「収入5割」

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共同通信
ガーシー容疑者

 暴力行為法違反(常習的脅迫)容疑などで逮捕された元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)の配信動画を切り抜いて再編集し、インターネットに投稿した数十人の一部から、警視庁捜査2課が任意で事情聴取したことが9日、捜査関係者への取材で分かった。うち複数人は「容疑者側と、切り抜き動画による収入の5割を支払う約束をした」と話したという。

 投稿者は、ガーシー容疑者の配信動画を短くまとめてユーチューブなどの動画投稿サイトで拡散させた。少なくとも数十人の口座から容疑者の知人が関わる会社に計数千万円が支払われた。捜査2課は、切り抜き動画の投稿者について立件の可否を慎重に検討している。

 容疑者は「暴露系」と呼ばれる過激な動画を配信したユーチューブの自身のチャンネルで動画使用の希望者を募集。再生回数などに応じた広告収入などの一部を使用料として回収したとみられる。切り抜きの投稿者を集めたLINE(ライン)のグループもあり、数百人が参加していたという。