犬や猫の肺も守ろう
マスクができないペットの対策は?
マスクができない犬や猫。山火事による大気汚染からペットを守るにはどうしたらよいだろうか。今後も度々起きる可能性がある大気汚染に備える必要がある。
ここ数日「電話がひっきりなし」と語るのはニューヨーク市内の動物病院「ボンド・ベット」に勤務する獣医、リサ・リップマン氏。「ペットも肺や心臓があるのは人間と同じ。まずは外出を控える。屋外での激しい運動や長時間の散歩は禁物」と話す。ただ犬が屋外でしか排泄をしない場合は「短時間のトイレ外出を」と勧める。さらに「特に鳥は大気汚染の影響を受けやすいので屋内から出さないように」とアドバイスする。
「家やアパートは窓を閉め、適切な換気を行うこと」も大切だ。高性能フィルター付きの空気洗浄機を使うことが好ましい。エアコンでもある程度代用できる。リップマン氏はさらに「ペットの様態をモニターするように」と注意を喚起。せき、くしゃみ、呼吸器系喘鳴(ぜいめい)、呼吸困難といった症状が出た場合は「獣医に相談してほしい」と続ける。
屋内に避難できない野鳥や野生動物の安全も懸念される。「野鳥基金」のような保護団体は怪我をしたり病気になったりした野鳥や野生動物を助ける努力を行っている。「こうした団体を支援することも忘れずに」とリップマン氏は付け加えた。(8日、ゴッサミスト)
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