奈良地裁に不審物届く

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共同通信
不審物が届いたことが明らかになった奈良地裁=12日午後0時27分

 奈良地裁は12日、危険物の可能性のある不審物が地裁に届いたとして、地裁職員や来庁者らを建物の外に退避させたと明らかにした。地裁では12日午後、安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)の第1回公判前整理手続きが実施される予定。被告が手続きに出席するとの情報もある。奈良県警などが不審物の確認を進めている。

 地裁では12日午前から金属探知機を使った手荷物検査を行っていた。地裁庁舎の入り口付近では、退避した来庁者ら数十人が不安そうに待機し、地裁の敷地内外では多くの警察官らが警戒や警備に当たった。