2015年4月に違法なガス管の使用が見つかり、営業停止処分を受けていた老舗デリカテッセン「カーネギーデリ」が、約10カ月ぶりとなる9日に再オープンした。
1937年創業、巨大なパストラミサンドイッチやクラシックタイプのチーズケーキが人気で、米国で最も有名なデリともいわれる同店は、営業停止以降、ガス使用許可を再度得るための検査で建築基準法に適合せず、さらなる改修が必要になったことから、昨年11月の時点で再オープンの見通しが立っていなかった。
同日午前8時の開店時には、トレードマークの黄色い看板と赤い屋根の下に、多くの客が集まった。同店のフェイスブック(facebook)公式ページでも「ようやく再オープン! 家族、従業員、常連のお客様を迎えるのがとてもうれしい。パストラミサンドイッチ、マッツァボールのスープ、チーズケーキなど自慢のメニューを楽しんで」と投稿している。
経営者の娘で同店のPRを担当するサリー・ハーパーさんも、「お客様が待ち望んでいたカーネギーデリのメニューが、これまで通りお楽しみいただけます。再オープンができて本当にうれしい。」とコメントを発表している。