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共同通信
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死者17人、行方不明者6人を出した岩手・宮城内陸地震は14日で発生から15年となった。土砂崩れなどで大きな被害が出た宮城県栗原市では、地震発生時刻の午前8時43分のサイレンを合図に遺族らが慰霊碑に向かって黙とうし、犠牲者を悼んだ。
土石流に襲われ従業員ら7人が犠牲になった栗原市の旅館「駒の湯温泉」では、経営者の菅原昭夫さん(67)らが黙とう。市内の別の温泉宿泊施設では、佐藤智市長と遺族ら約20人が慰霊碑に花を手向けた。佐藤氏は「(犠牲者の)家族の心痛を思うと今でも胸が締め付けられる。この15年間、懸命に復興に尽力した地域の皆さまには感謝したい」と述べた。