NY市、全米都市ランキングでトップ
コロナ禍からの急速復活、裏付け
世界規模の不動産・観光コンサルタントグループ「レゾナンス・コンサルタンシー」が実施した全米都市ランキングで、ニューヨーク市がトップに輝いた。コロナ禍で、ニューヨークを離れる動きが際立ったが、急速に復活していることが裏付けられた形だ。
2019年は、7千万人の観光客が訪れていたニューヨーク。パンデミック時の21年は3300万人と半減以下に落ち込んだ。22年は、5600万人に回復し、今年は6千万人以上に伸びると見込んでいる。ジョン・F・ケネディ国際空港やラガーディア空港、ペン・ステーションの空と陸の玄関口が、改修・拡張工事で生まれ変わり、22年には1万室の新しいホテルがオープンした。5月17日には、1日の地下鉄利用者数が400万人を突破。400万人を超えたのは、1カ月間で5回目となった。パンデミック後、400万人を突破したのは初めて。
マンハッタン区の家賃中央値は5月に4395ドルを記録し、3カ月連続で過去最高を更新。不動産売買では、契約過程にあった物件数が5月、19年5月比で10%増加、市場に出されてから売り手が決まるまでの日数も同時期から10%減少した。マンハッタン区の人口は昨秋、パンデミックによる減少から回復した。(12日、ニューヨークポスト)
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