Published by
共同通信
共同通信
子どものいじめ防止に科学的知見を生かそうと、大学教授や精神科医らがいじめの原因や現状分析の内容を共有して発信する「子どもいじめ防止学会」を15日までに設立した。
弁護士で東京経済大教授の野村武司氏が代表。野村氏は「いじめに特化した学会はこれまでなかった。いろんな分野の専門家が集まり、一つ一つ課題を究明していきたい」と話した。
設立は4月で、学会事務局は浜松市に所在。国への政策提言やセミナー開催、学会誌の発行を行う。29日までクラウドファンディングで活動費を募っている。野村氏は、北海道旭川市でいじめを受けていた中学2年の女子生徒が2021年に凍死した問題の調査にも関わっている。