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共同通信
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【ニューヨーク共同】海洋の境界画定や資源開発などで紛争解決に当たる国際海洋法裁判所(ドイツ・ハンブルク)の判事を決める選挙が14日、米ニューヨークの国連本部であり、堀之内秀久・国連海洋法条約担当大使が当選した。任期は10月から9年間。
判事は21人。柳井俊二氏らの退任に伴う選挙に、9人が立候補していた。
堀之内氏は「環境や違法操業をはじめ海洋法に関する問題は山積している。判事の立場で問題に立ち向かい、海における法の支配の進展に寄与する」とコメントした。
堀之内氏は1980年に外務省に入省。米ロサンゼルス総領事や駐カンボジア大使などを歴任し、今年1月まで駐オランダ大使を務めた。