米国と中国、対話確保へ協議

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共同通信
12日、米ワシントンの国務省で記者会見するブリンケン長官(AP=共同)

 【ワシントン共同】クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は14日の電話記者会見で、18~19日に予定されるブリンケン国務長官の訪中について、米中の緊張が高まる中で対話を確保する重要性を強調した。

 国務長官の訪中はトランプ前政権下の2018年以来。米閣僚の訪中は19年以来で、バイデン政権発足後は初めて。習近平国家主席と会談する可能性もあるとみられる。

 クリテンブリンク氏は、今回の訪中には「三つの目標がある」と説明。(1)米中対話のチャンネル確保(2)安保などについて率直に協議し、懸念を明確に伝達(3)潜在的な協力の余地を模索―の3点に注力すると明かした。