正規発注を混在、不正発覚防止か

Published by
共同通信

 新型コロナウイルスワクチン接種の業務委託費を大阪府東大阪市から詐取したとして、近畿日本ツーリストの支店長ら3人が逮捕された事件で、支店がワクチン接種のコールセンターのオペレーター数を再委託先に不正に少なく発注する一方、市の指定通りにも発注していたことが15日、大阪府警への取材で分かった。正規の発注を混在させ、不正発覚を防止しようとした可能性もある。

 府警は同日、同市から5億8千万円超を詐取したとして、詐欺容疑で西日本支社関西法人MICE支店(大阪市)の支店長森口裕容疑者(54)、グループリーダー臼杵賢一容疑者(58)、営業課長太田幹雄容疑者(54)を逮捕した。