補償対象外の子に1200万円

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共同通信

 出産に伴い重い脳性まひになった子どもに補償金3千万円を支給する産科医療補償制度を巡り、個別審査で補償対象外とされた子らに、特別給付金1200万円を支給する救済案がまとまったことが15日、分かった。制度の剰余金を原資とし、給付対象は約2千人と見込んでいる。関係者が明らかにした。

 個別審査で落とされた子の親たちが救済を求めていた。制度を運営する日本医療機能評価機構や「親の会」、調整に入った自民党などで昨秋以降、救済策を検討し、給付金額が固まった。今後、厚生労働省や機構が給付事業を具体化する。