東北新幹線で生鮮食品を大量輸送

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共同通信

 JR東日本は16日、東北新幹線の車両に食品や生花などを積み込み、首都圏へと運ぶ「貨客混載」の実証実験を行った。駅で少量を積み込むサービスは既にあるが、車両基地で3両分の大量の荷物を積む大規模輸送はJR東では初めて。物流業界の人手不足が予想される「2024年問題」への対応を探るのが狙いだ。

 輸送に使うのは新青森発大宮行き臨時列車「はやぶさ72号」。青森市の車両基地では、荷受け場から列車脇まで人の代わりに荷物を運ぶ無人搬送車などを使い、積み込み作業を実施。

 今回の実証実験では、地方の生鮮食品を新鮮なまま都市部へ大量に輸送できるかなどを検証。将来的な定期運行に向けた課題を洗い出す。