Published by
共同通信
共同通信
福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が週1回以上必要な浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された問題で、福岡地検は16日、県に虚偽の改善報告をしたとして、公衆浴場法違反の疑いで書類送検された前社長の70代男性を、容疑者死亡で不起訴処分にした。
男性は、昨年8月の保健所の立ち入り検査で求められた改善報告書の作成に当たり、同9月、湯の交換や塩素濃度測定を実施したかのように装い、虚偽の数値を記載し、保健所へ報告を行ったとして書類送検された。
今年3月、遺書を残して死亡しているのが見つかった。