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共同通信
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【ニューヨーク共同】16日のニューヨーク外国為替市場の円相場は円売りドル買いが急速に進み、一時1ドル=141円91銭と昨年11月以来、約7カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。円は対ユーロでも下落し、一時1ユーロ=155円20銭と2008年9月以来、約15年ぶりの円安ユーロ高水準となった。
日銀は16日までの金融政策決定会合で、大規模な金融緩和政策の継続を決めた。米連邦準備制度理事会(FRB)といった米欧の中央銀行がインフレ抑制に向けて利上げに踏み切る中、日銀が緩和継続を決めたことで、金利差拡大を意識した円売りが広がった。
午後5時現在は、前日比1円57銭円安ドル高の1ドル=141円82~92銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0939~49ドル、155円15~25銭。